抗真菌薬の使い方と種類

抗真菌薬を足に塗る足などの皮膚に生じる水虫は、病名に虫の名が付きますが原因は虫ではなくカビの一種である白癬菌に感染する事で生じます。
白癬菌は皮膚の角層で育ち、足の指や足の裏、かかとなどに症状を引き起こします。
一般的には足の指の間がジュクジュクと湿った状態になったり、白くふやけて皮が剥けるような症状が知られています。
小さな水ぶくれが発生したり、角質が厚く硬くなり、皮膚がひび割れたりするなどの症状が見られる人もいます。

水虫のような菌の感染によって生じた病気には、菌の繁殖を抑制する抗真菌薬を使用して治療します。
大きく分けると塗り薬と飲み薬の2種類があり、症状によって使い分けます。
外用薬の抗真菌薬を使用する場合、始めの3日間程度は症状の現れてる患部だけでなく、足の裏と足の指全てに塗ります。
目立った症状が無くても菌が潜んでいる可能性があるためで、薬を塗って皮が剥け始めた部分は菌が繁殖している証拠です。
塗り薬の効果が出て来ると菌がいた場所の皮膚が剥けるので、まるで症状が悪化した様に見えますが、薬の効果が現れているだけなので問題ありません。
赤みやかゆみが増した場合はかぶれている事もあるので、医療機関で医師に相談して下さい。
一週間程度で皮が剥けるのが収まってきますが、菌が全て死滅したわけではないので、根気よく治療を続ける事が大切です。

足の水虫は症状が進行すると、皮膚以外に爪にも菌が入り込み爪水虫を引き起こします。
爪に入り込んだ菌は外用薬の効果が届きにくく、飲み薬の抗真菌薬を使って治療する必要があります。
爪水虫の菌を完全に死滅させるためには、かつて一年近く内服治療を続けなければいけませんでした。
近年では効果の高い薬が開発され、4カ月から半年程度で治る事が多くなっています。