抗真菌薬の軟膏は広く塗ることができる、映像も参考に

水虫は真菌というカビの一種によって起こりますから、治療は抗真菌薬を用います。
抗真菌薬は、菌の増殖を抑えるものと、菌自体をやっつけてしまうものの二種に分かれます。
真菌はカビなので植物性の細胞膜を持っています。
薬のタイプによって細胞膜の成分が合成することを阻害するものと、それ自体を破壊してしまうものがあります。
抗真菌薬は薬の形状として、クリーム状、液状、軟膏、スプレーなどに分かれます。
症状の種類や患部の部位によって最適なものを選んで使っていきましょう。

その中で軟膏の代表はイミダゾール系と呼ばれているもので、成分としてはネチコナゾールやラノコナゾールがあります。
この2つの違いは、現在のところラノコナゾールが市販薬になっていることです。
イミダゾール系の特徴は、真菌の細胞膜の成分の合成を阻害することです。
これらの薬は、1980年代にできた第三世代と呼ばれているものです。
効果が高く1日1回つけるだけで済みますし、湿潤性が強いので皮ふの奥深くまで薬が到達します。
水虫菌は皮ふの奥に潜んでいますのでこれですとそこまで効きますし、かかとの皮ふが厚くなってしまったような時にも効果を上げることができます。

軟膏の利点は広く塗ることができることです。
今かゆかったり、皮がむけたりしている箇所が小範囲でも、菌自体はもっと周りにあるかもしれません。
薬も広くつけていくといいのですが、軟膏のタイプだとそれに適しています。
薬によって菌の細胞膜を攻撃するわけですが、最近はその様子を映像で見られるようになりました。
菌が動く映像、薬の力で細胞膜が壊れていく映像などを実際に目で見られますので、薬の効果を事前にわかった上で治療していくことができます。