飲むタイプの水虫治療薬、ラミシールの紹介

水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因で引き起こされる病気です。この白癬菌が増殖することで水虫になり、人から人へ感染していきます。30年ほど前は完治しないと言われていた病気ですが、現在では医学も進みきちんと治療すれば完治する病気となりました。様々な種類がある水虫ですが、大きく分けると「足水虫」と「爪水虫」の二種類に分類することができます。

ラミシールの効果が発揮されるのがこの「爪水虫」です。爪水虫は一般的な水虫とは違い、字のごとく爪の部分が変形したり、もしくは分厚くなるなど爪に影響を与えるものです。水虫の治療で大切なのは抗真菌薬できちんと真菌を殺菌することですが、爪は硬いため塗り薬では抗真菌薬の効き目が幹部まで届かず、いつまでも水虫が治らないままです。

そこでラミシールの様な内服型の抗真菌薬を直接体内に取り込むことで、体内から直接殺菌し、水虫の治療を行うことが有効な治療法となります。足水虫でも角質増加型水虫の場合は飲み薬が有効です。

このラミシールという名前はあくまで商品名であり、一般名はテルビナフィン塩酸塩と言います。テルビナフィン塩酸塩は肝臓に負担を掛けるため、肝臓疾患がある方は服用できません。服用方法は一日一回一錠を6か月間服用します。

水虫だと軽く考え、放っておくと重症化することがあります。普通の水虫は表在性真菌症と呼ばれ、皮膚の表面にその症状が現れます。ですが症状が進みかかと等の硬い部分にも水虫が広がり、さらに傷口などから真菌が入り込んでしまうと細菌感染を起こしたり、酷い場合には肺や肝臓など重要器官にまで感染してしまう場合もあります。これは深在性真菌症と呼ばれ、とても危険な状態です。もし深在性真菌症になってしまった場合は、速やかに呼吸器内科を受診しなければなりません。

そうなる前に治療を行うことが大切ですが、もし重症化してしまうまで放っておいた場合、塗り薬だけでは完治することが難しくなります。かかとなどの皮膚の硬いところや爪は、それだけ塗り薬の効果が届きにくいことになるからです。治療に時間が掛れば掛る程、真菌の進行を止めることに遅れ、より事態が深刻化しかねません。そこでラミシールなどの内服薬を服用することで、体内から有効成分を届け、入り込んでしまった真菌に直接作用することで、一般的な塗り薬に比べ早い効果が期待できます。そのため、重症化した水虫には内服薬がより有効だと言えます。

ラミシールは薬局では売っていないので、病院で処方してもらうことになります。医師の指導をよく聞き、服用方法や用量など正しく守ることが早期の水虫完治に繋がります。